クロスのトライバルに巻きつくように流れるチェーン
その背後に見る者を射抜くような鋭い眼光の虎・・・
その虎の足だろうか・・・
水面に浮かぶ梵字が、上部の虎と対象的にどこか儚げである。
施術箇所もデザインも全く違う2つのデザイン。
個々で見ても、全体で見ても互いが主張し、また一体感を成している。
トライバルというデザイン性の強いジャンルながら、独特の黒と白(抜き)のバランスが、今回の作品の見所といえるだろう。
長時間に及ぶ施術に耐えたお客様。
集中力を常にキープした彫師。
互いの静かなる努力が結ばれて完成したTATTOO。
2つのデザインが織成す物語を大切に慈しんで欲しいものである。

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